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Your search : [ author:航 鷹え·聶昌碩] Total 25 Search Results,Processed in 0.097 second(s)
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1. 秘密(上)
一九八○年代の時流に乗ってか、はたちになったばかりの余小朵(ユウシヤオトウ)という娘が、妻のある男を愛してしまい、誰の言葉も耳に入らず、母の林清芬をあわてさせた。無味乾燥な生活をしている人たちには、どうにも抑え切れないくせがある。ピンクがかった噂のせんさくと伝播だ。その上、余小朵がはばかることなくおおっぴらに行き来するので、この話は双方の勤め先でたちまち知れわたった。男のほうではすぐに妻子と別居し
Author: 航 鷹 え·聶昌碩 Year 1984 Issue 1 PDF HTML
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2. 秘密(中)
前号のあらすじ 二十の余小朵は妻子のある男に夢中。日曜の朝方我素という美しい中年の婦人が小朵の家へ母の林清芬を訪ねてくる。母は小朵と我素を前に、死ぬまで黙っているつもりだった事件を話し出した。真相を知った翌日、私は朝一番に病院へ行って休みをとり、その足ですぐ劇団へ行ったの。なぜか広い構内はしんとして出勤してくる人もいない。受け付けの老人の話では、ゆうべが千秋楽で、舞台装置の片付けで徹夜したから、今
Author: 航鷹 え·聶昌碩 Year 1984 Issue 2 PDF HTML
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3. 政府の人民応接室で
こんにちの中国では、住民がなにか困難にみまわれて革命委員会に援助を申し出たり、革命委員会に提案したり、意見をだしたとき、革命委員会はそれをどう処理するのだろう。杭州市革命委員会の人民応接室を例にとって、それにこたえることにする。プロレタリア文化大革命のなかでできた新しい型の政権機構―各級の革命委員会は例外なく人民応接室をもっている。これは相談にくる人びとの応対と手紙の処理にあたる。人民公社の革命委
Author: 翟航 Year 1972 Issue 9 PDF HTML
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4. 北京市民のオアシス·竜慶峡 けん騒を逃れて“自然回帰”
生活のリズムが速まる中、繁華とけん騒を逃れて“自然回帰”。いま、北京市民の新しい観光地として脚光を浴びているのが、写真でご覧のようなすばらしい景観を見せる竜慶峡だ。竜慶峡は、北京の西北八〇キロのところ、延慶県にある。切り立った岩山は雄大そのもの。峡谷を流れる水はどこまでも青い。五キロほど続く峡谷を遊覧船で進むと、形の変わった岩山が次々と迫ってくる。首を垂れ、目を閉じ、あぐらをかいて座る大仏を思わせ
Author: 写真 航海 Year 1989 Issue 12 PDF HTML
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5. 米寿をむかえた柳田泰雲氏 北京、西安で「漢字書法」個展
中華人民共和国成立四十周年を祝って、この秋、北京の中国美術館で「柳田泰雲書法展」が開かれた。柳田泰雲氏は、今年八十八歳。押しも押されもせぬ日本書道界の泰斗であることは、書道に関心のある読者には、多言を要さぬところ。「漢字書法」の代表作八十余点がずらりと並んだ会場は、“壮観”という言葉は、この展覧会のためにあったのか、と思わせるほどに“迫力満点”だった。幼少時から祖父と父に「命じられるまま」、中国古
Author: 写真 航海 Year 1990 Issue 1 PDF HTML
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6. ぼくたち“大人”の仲間入り!? 少年の発育良好
写真は、天津四十一中学(中·高を含む)の生徒たちの下校風景。大学生か、と思われるほどのりっぱな体格の持ち主だ。中国では主食はお米や饅頭。それに肉、タマゴ、野菜などが食卓にのぼる。が、各家庭では味や香り、色に気を使っても、栄養のバランスを考えるのは、これまで少なかった。その結果、栄養不良の生徒が目立ち始め、身体の発育に“赤信号”が……。だが現在、国民の栄養摂取量は五〇年代より大幅に増え、また少年の発
Author: 写真 航海 Year 1990 Issue 5 PDF HTML
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7. 「紫禁城下ののみの市」中古品から家電のパーツまで
「のみの市」と言えば、パリの北隅·クリニャンクール門周辺やアリグル広場に立つ古物市が有名ですが、北京の「旧貨市場」(「旧貨」は古物)も長い歴史と伝統をもっています。主として夜に店を開いたことから、「鬼市(グイシー)」とも呼ばれた清代の古物市は、崇文門と宣武門外の二カ所に集中していて、「東市」の崇文門の古着市ともなると、一面見わたすかぎりの古着、また古着、古書には「百獣こもごも臥(ふ)す」と記されて
Author: 写真 航海 Year 1990 Issue 12 PDF HTML
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8. 花園の都市 杭州
昨年の国慶節前、わたしは、二十二年ぶりにふるさとの杭州(浙江省)に帰ってみた。西湖の新しい姿今日の西湖がひじょうに変わったとかねがねきいていたわたしは、湖畔の旅館に着くと、さっそく部屋の窓をあけて外を眺めた。はるかな山々の姿、つらなる楼閣、行きかう遊覧船、緑にいろどられた長堤……わたしの記憶する荒れはてた西湖とはまったくちがった新しいものがそこには感じられた。「杭州っ子」をもって任ずるわたしは、短
Author: 翟航(ヅァイハン) Year 1972 Issue 3 PDF HTML
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9. 女店員
一意外!開票の結果はキャンデー売場の金鹿児(ヂンルウアル)が第一位だった。一週間の期間内で、彼女の得票が千八百九十九票に達し、二位三位をはるかにひきはなすとは、私の予想もしないことだった。どの店員が一番よいか。投票でお客に自由にえらんでもらうのも面白いのでは?これは最近うちのデパートに赴任した党委員会書記兼経理の郭さんの意見だった。「これはお客に一番発言権があることがらだし、デパートの管理にお客に
Author: 航鷹 え·王書朋 Year 1982 Issue 1 PDF HTML